理由が分からない不登校の正体【経験談】

不登校には小学生、中学生、高校生など様々な年代に見られますが特に多くみられるのが中学生の理由がわからない不登校です。

 

 

親は子供に行きたくない理由を問いただしても「別に何もないと」と言われたことはないでしょうか。そのとき何もないなら学校に行きなさい!と言いたくなるでしょう。

こういうことは少なくありません。

 

 

僕自身、中学二年の冬に不登校になりました。理由はこれと一緒です。原因は自分でも分かりませんでした。でも今はなんとなくわかるような気がします。

 

 

 

 

               [目次]

 

1.理由がわからない不登校の正体

     1 理由が無ければただにさぼりじゃないの?

 

2.理由がない不登校は心のエネルギー不足?

     1 教室にはいれないのもエネルギー不足

3.親は正論を言うことがすべてじゃない

     1 子供を知ろう

4.押してダメなら引いてみよう

 

 

 

 

理由が分からない不登校の正体

 

理由がない不登校の特徴として次のようなことがあげられます。

 

‣いじめじゃない

‣嫌いな人がいる訳でもない

‣友達もいる

‣何か特別な事があったわけでもない

‣なぜ行きたくないのか聞くと別に何もないという(本人でもわからない)

‣頭の中で行こうとしていても体が勝手に拒否反応を示す

‣その前の夜に明日は行くと思っていても朝起きると起きれない(行かない)

‣最終学校にいけない

 

 

本人もどうしていいか分からず親もどうしたらいいのか分かりません。学校の教師もどうしたらいいのか分からないこういうのも理由がない不登校の特徴です。

 

 

友達もいますでしょうしそこからの心配されるプレッシャーとなり明日は行ってみるかと思っても翌朝になるとやっぱり行けなかったりします。

 

 

 



このような不登校はさぼりじゃないの?

 

 

 

 

この様な理由を聞いているとそれはさぼりじゃなの?とおもうかもしれません。最初は布団をめくってまでして学校に行かせようとします。でも子供は全く動こうともしません。ここでさぼりか 怠慢かを子供を見て判断してください※あくまで偏見では見ないでください

 

 

◇学校を行かないことに強い罪悪感を持っている

◇学校に行くべきだと本人は思っているか

◇本人が不登校になった当初又は今もこの状態を苦しんでいるか

 

全て当てはまれば間違いなくさぼりではないでしょう

 

不登校には様々な種類がありますがこの項目にすべて当てはまるのでしたらさぼりではないでしょう。

 

学校に行きたくてもいけない、しかも自分でも理由が分からない自分自身が一番困惑します。この気持ちは経験した人にしかわからないと思います。だって、本当にいけないんだもん。

 

このような子供に他人と比べるような言葉を言っては絶対にいけませんたとえば「小学生だってちゃんと学校に行ってるんだよ」なんて言葉は絶対駄目です。子供の心をさらに追い込んでしまうからです。

 

 

理由がない不登校は心のエネルギー不足?

 

原因不明の不登校の正体は小さなストレスとそれを対処をしていた結果の心のエネルギー不足です。日々充電してきたエネルギーが完全になくなったことにあります。

 

 

学校の勉強以外にも部活、友人関係、恋心などに一生懸命耐えた結果エネルギーを使い果たしてしまったんでしょう。

 

不登校に明確な理由がないのはこういうことが背景にあります。

 

 

 

教室にはいれないのもエネルギー不足

 

 

 

車などで一番ガソリンを使うときは動き始めです。一番エネルギーを使うには多大なるガソリンが必要です。ですがガソリンが無くなってしまったら動きたくても動けません。つまり理由がない不登校もエネルギーがないので行動しようと思っていても体は動いてくれません。

このように「やろうとしても体が動かないこと」が続くと自分は何も行動できないんだと思い自分に自信がなくなり自分自身のことを好きではなくなってしまいます。このようなことが起きると自己嫌悪をしたり自己否定したりすごく強い劣等感を抱きます。その結果として自殺願望を持つ子供も出てきます自殺願望を持つ子供は相当多いです。

 

 

自分は普通じゃない皆は普通に行ってるのに何故学校に行けてないのかを考えさらに悩み続け悩みの泥沼にはまってしまいます。そしてこのことにもエネルギーを使うためエネルギーを使い続けるため悪循環にはまってしまいます。

 

 

 

親は正論を言うことがすべてじゃない

 

 

自分の偏見で知識もないままに子供に言っても仕方ありません。まず子供と目の前の現実を受け止め正しい対策をとるのが一番いいでしょう。

 

 

子供にとって大切なのは学校にいくことではありませんもちろん学校に行くことも大切ですがそれよりもこの経験をどのようにして活かすかという事考えて相手の気持ちを考えることだと思います。

 

 

親にとっての大事なことは学校に行くことではなく最も大切なのは子供が笑顔で楽しい日々を送ることです。

 

 

まずは不登校のことを正しく理解しましょう。そしてどのようにこの状況を脱出するかを子供と一緒に考えましょう。

 

 

 

押してダメなら引いてみよう

 

子供に何があったのかを聞いてみても「何もない」ととわれることもあるでしょう。そして毎日何があったのか聞いてみても何も言わないのならしばらく一人にさせたほうがいいでしょう。そしてその間本人の許可なしでママ友などに言うのはほんとに駄目です。そして担任の先生にも言わなければなりません。たまに〇〇君について知ってることはありませんか?という質問をクラスでさせないようにしてください。そうすると次学校に行ったと悪口を言われそのままいじめに発展する可能性があります。思春期のお子さんは自分だけ特別扱いしてほしくないんです

ですからある一定そっと放っておき落ち着いてから話を聞いてあげてください。それでも理由を話さないのであればそれは自分で解決しようとしているのです。その間そっと見守ってあげましょう。